フィリピン人が遅刻をしてしまう理由
はじめまして、ひかる様^^
ご投稿ありがとうございます!
語学学校で先生が遅れてくるというのはたしかに聞く話ではあります。
しかし、それにはフィリピン特有の事情があるんです。
フィリピンは朝の6時から交通渋滞が始まります。
6時半ごろには社会人の通勤もはじまります。
とても早い時間から家を出ると思いますよね。
ではなぜフィリピンでは講師の遅刻が問題になるのか。
フィリピンでは時間の余裕をみて家を出かけても遅刻してしまうことが多くあります。
日本ではいくら車が混んだとしても普段の状況などからこの時間に出れば間に合うというのが予測できます。
フィリピン人の運転は割り込みをするのが普通です。
左折や右折の際にも車線を無視することもよくあります。
日本では交通事故が起こったとき現場保存処理さえすめば
交通の妨げにならないようにできるだけ早く車両が通れるようにします。
しかし、フィリピンでは事故が解決するまでそのままにされ、たとえば4車線の場合、事故が起これば2車線になります。
警察がきても特に処理はせず、むしろ警察がくるとさらに道が混みます。
フィリピンではこういった交通事情のため約束時間に遅れることが頻繁にあります。
そのため、フィリピンの人との約束に約束から30~40分遅れても
Sorry, Traffic!といえば理解してくれ、逆になぜ遅れたのかたずねれば、
Sorry, Traffic!と返されるでしょう。
なので、遅れてもいいと思っているのではなく、
交通事情で仕方なく…という例が多いんですね。
フィリピンで語学学校に通う留学生が、講師の遅刻や欠席について書いていることをみかけると思います。
これは語学学校の問題ではなくフィリピンという国全体の問題ですので、
留学生はもう少し前もっての理解をしておくべきと思われます。
もちろん、こういった講師の管理を徹底し、欠席率・遅刻率の管理を厳しく行っている学校もあります。